18歳未満との援交は児童買春罪

援助交際において、最も気を付けなければいけないリスクは未成年と援交し、人生を棒に振ってしまうことです。

法律上、18歳以上との援助交際(売春)というものは、売春防止法で禁止はされていますが罰則はありません。つまり、逮捕されたり拘留されたりすることはないわけです。

一方、相手が18歳未満の場合は児童買春罪になります。量刑は5年以下の懲役または300万円以下の罰金です。もちろん、懲役や罰金自体も制裁としては重いのですが、それ以上に重いのは社会的な罰、制裁を受けることです。

家庭は崩壊し、人生を棒に振ることに

まず、家庭を持っている人であれば間違いなく家庭崩壊につながります。離婚し、子供にも会えなくなり、それに加えて多額の慰謝料を払いながら生きていくことになるでしょう。仕方ないのです、悪いのは自分なのですから。

会社に知られれば、高い確率でクビになります。逮捕されれば、短くても3日ほど、長い場合は10日間は取り調べを受けます。その間、会社は無断欠勤することになります。それだけでもクビになる可能性がありますが、テレビや新聞などで報道されれば会社に知られ、当然クビになるでしょう。

なお、普通は警察から会社に連絡はいきません。ですので、テレビなどで報道されなければ、または報道されても会社の誰かの耳に入らなければ、バレない可能性もあります。家族には連絡がいきます。

児童買春が発覚するワケ

よく、テレビのニュースなどで社会的に地位が高い人や公務員などが未成年との援助交際で捕まっています。自分でしてしまったことなので、捕まるのは仕方がないのですが、どうして援交したことが発覚してしまうのでしょうか?

一番よくあるのが、万引きや深夜徘徊などで女の子が補導され、その際にスマホや携帯のメールなどの履歴が調べられて発覚してしまうパターンです。援交をする女の子というのは、夜遅くまで遊んでいたり、飲酒や喫煙をしたり、万引きをしたり、何かしらの問題がある子が多いのです。

また、それと同様に多いのが、親や知り合いなどからの通報です。援交している女の子が友人などにその話をし、その友人の親から警察に連絡がいったり、友人の親から援交している女の子の親に伝わってそこから警察に連絡がいくというケースです。

援交をしている女の子というのは家庭環境に問題がある場合も多く、親子でほとんど接点がなかったり、もう親が子供のことをあきらめてしまっていることも多いのですが、そうではない場合は援交していることを知った親が警察に連絡をするわけです。

やり取りが監視されていることも

最近になって増えてきたのが、いわゆる「出会い系掲示板アプリ」の投稿が監視され、張り込まれている警察に逮捕されてしまうケースです。

掲示板アプリは出会い系サイトではないため、年齢認証などの必要がなく、誰でも利用できます。その一方で、援交の書き込みなどが後を絶たず、社会問題になっています。女性が一言書き込みをすれば、50人くらいの男性から返事があるような状態なのです。

出会い系サイトと違い、年齢認証の必要がないために未成年が利用するのですが、未成年の女の子の書き込みとそれに対する男性の返信などは、監視されていることもあるのです。未成年の援交の温床となっているわけですから、当然といえば当然です。一方、出会い系サイトは、建前上未成年は利用できないため、監視の目は以前のように厳しくありません。